鳶職(とび職)など現場の方はよく頭にタオルを巻いていますよね。
長時間つけていてもなかなか落ちませんし、働く男!という感じがしてかっこいい巻き方をしている方も多いのですが、あのタオル、一体どのような巻き方をしているのでしょうか?
鳶職など現場の方はなぜタオルを巻くの?タオルを巻く4つの理由
鳶職など現場で働いている方は頭にタオルを巻いているのは、主に4つ理由があります。
かっこいいですが、実はタオルはかっこつけるためだけに巻いているんではないんですよ。
1.直射日光から頭を守るため
実は頭にタオルを巻いたり帽子をかぶったりするだけで何も巻かずに直射日光の下にいるのと比べて5分で約10℃も差が出ることがわかっているんです。
何も巻かずに直射日光にさらされると熱中症になるリスクが高まります。
外で働く鳶職人などの現場の方にとっては、タオル1枚巻くだけでも頭を直射日光から守ることにつながります。
2.汗がしたたるのを防止するため
タオルを巻かずに作業をしていると、頭や額に汗などをかいたとき、目にそのまま汗が入ってしまうこともあります。
タオルを頭に巻いておけば汗がしたたってくるのを防ぐことができるんですね。
3.ホコリが目に入らないようにするため
こちらも汗と同様ですが、作業をしていると木材の粉や現場で舞うホコリなどが目に入ることがあります。
タオルをしていればこういった粉塵が目に入るのを防ぐこともできます。
4.ヘルメットのクッション代わりにするため
現場の方は基本的に安全のためヘルメットを着用しています。
が、ヘルメットによっては硬くゴツゴツとしていて、直接かぶると痛いということも少なくありません。
タオルを巻いてヘルメットをかぶるとクッションのようになり、ヘルメット特有のゴツゴツ感を緩和できます。
似たような役割をするヘルメット下用のキャップが2千円くらいで売ってはいますが、タオルであればもっと低コストですよね。
鳶職の落ちない&カッコいいタオルの巻き方
鳶職の方の落ちないかつカッコいいタオルの巻き方についてご紹介していきたいと思います。
使用するおすすめのタオルのサイズは100cm×30cm程度のフェイスタオルです。
ロングタイプとされているタオルが巻きやすいのでオススメです。
- 幅11cmくらいになるようタオルを三つ折りにする
- タオルがくる位置を眉毛の上あたりにする(耳は出しても隠してもOK)
- おでこに幅広めに巻く
- 結んだ部分を巻いたタオルに折り込んでしまう
眉毛の上あたりにすると表情が見えるので、優しく誠実な印象を与えます。
目元しか見えないくらいの、眉毛を隠す高さで結ぶと人相が悪く見えますし、かっこ悪いので高さはポイントです。
また、結んだ部分を巻いたタオルに折り込んでしまいこむ事を忘れないようにしましょう。
タオルの端っこが巻き込まれたりして思わぬケガにつながることもあり、タオルの着用を許可していない現場もあるくらいなので、余分な布部分はきちんとしまうようにしましょう。
鳶職の方は作業中にタオルが落ちてきたりすると結び直すのが面倒ですし、集中力が途切れてしまいますので、落ちないようにしっかりと結べるよう、使うタオルのサイズも参考にしてくださいね。
まとめ
頭にタオルを巻く目的から、落ちない&カッコいいタオルの巻き方までをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
タオルは見掛け倒しではなく直射日光から頭を守ったり、汗やホコリを防いだり、ヘルメットのクッション役になっていたりと実は意味のあるアイテム。意味のある巻き方、そして作業に集中できるよう落ちにくい巻き方などを覚えて、現場で活かしてみてくださいね。