足場工事に使うロープですが、耐久性も高くて長持ちするため、意外と使い余してしまう場合もあるかもしれません。
大量にロープがある場合は捨てるのも勿体ないし、かといって使い道もない、という場合もあるでしょう。
何か足場工事で使うロープの良い活用方法はないものでしょうか?
足場工事に使う「ロープ」の有効な活用法5選
それでは早速ですが、足場工事に使う「ロープ」の有効な活用法を5つご紹介いたします。
ロープの有効な活用法1:荷下ろし
足場工事に使うロープの有効な活用法1つ目は、荷下ろし用のロープとして使用することです。
荷下ろしの際にロープを活用することで解体作業を効率的に実施できるため、今回ご紹介する中でもオススメ度の高い活用方法ですね。
部材を上から下へ投げ渡すのはケガの恐れもあり危険ですが、ロープによる荷下ろしであればゆっくりと降ろすことができて安心。
ロープの結び方も覚えてしまえば簡単です。
ただ、荷下ろし中にロープが切れてしまったり、結び目が甘かったりすると大変危険なので、その点には注意してください。
慣れない方は、実際にロープでの荷下ろしを実践している動画なども参考にしてみましょう。
ロープの有効な活用法2:親綱
足場工事に使うロープの有効な活用法2つ目は、親綱として使用することです。
こちらもロープに必要な強度があることを確認できた場合に有効な活用法ですね。
ご存知の方も多いと思いますが、親綱とは安全帯を引っ掛けるためのロープのこと。
建設業労働災害防止協会が作成の「墜落防止のための安全設備設置の作業標準マニュアル」では、親綱等に適したロープの材質について次のように定めています。
親綱の材質は、ナイロン等の合成繊維を用い性能(強度)は日本工業規格に適合した強度
を満たすもので、19KNの引張荷重をかけた場合において破断しないものを使用する。
引用元:厚生労働省
ロープに切り傷がある場合や著しく摩耗している場合、他にも過去に落下衝撃を受けたロープなどは使用できませんが、条件をクリアできている場合は親綱としての利用も検討してみましょう。
ロープの有効な活用法3:トラックの荷物を固定
足場工事に使うロープの有効な活用法3つ目は、トラックの荷物を固定するために使用することです。
結び方もいくらか種類がありますが、「南京結び」は比較的簡単でほどけにくいため結び方がわからない人は南京結びから学んでみましょう。
慣れるまではコツが必要ですが、一度覚えてしまえばスムーズにトラックの荷物を固定できるようになりますよ。
ロープの有効な活用法4:アウトドアの収納グッズ
足場工事に使うロープの有効な活用法4つ目は、アウトドアの収納グッズとして活用することです。
ロープをタコ型フックと組み合わせることで、小物やキッチン用具をぶら下げたり、照明を吊り下げたりできます。
アウトドアの際には荷物を減らしつつも機能的な空間にすることができるため、ロープは重宝しますね。
他にもロープワークを覚えればさまざまな場面で活用ができるため、アウトドアとロープの相性は抜群です。
ロープの有効な活用法5:縄跳び
足場工事に使うロープの有効な活用法5つ目は、縄跳びの縄として使用することです。
日々の運動不足の解消に、あるいは子供のおもちゃとして使ってみてはいかがでしょうか。
加工の必要もないので、ほとんどそのまま使えます。
ロープの耐久性が落ちてきたけど捨てるにはまだ勿体ない、という場合にオススメかもしれません。
足場のロープを有効活用する際の注意事項
当然といえば当然なのですが、ロープは耐久性が命です。
他の用途として有効活用する場合は、必ずその用途に適した強度があるかチェックした上で使用するようにしてください。
たとえば荷下ろしの際にロープが切れてしまえば事故に発展する恐れがあります。
親綱に使用する場合も、プツッと切れてしまっては元も子もありません。
安全性に少しでも不安がある場合は、素直に買い替えましょう。
まとめ
今回は足場工事で使う「ロープ」の有効な活用方法についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ロープの活用法には荷下ろしや親綱など一般的な使い方もあれば、アウトドアの収納にも使い方もあります。
用途によって十分な耐久性があるか、チェックを怠らないようにしたいですが、さまざまな使い道がありますのでぜひ今回ご紹介したような活用法も試してみてくださいね。