足場と聞くと重量感のある金属製のパイプや足場板などを組み合わせていく、そんなイメージがあるかと思います。
一般的にはその足場のイメージで問題ないのですが、実は原寸よりもはるかに小さい「ミニチュア足場」なるものが存在します。
しかし、ミニチュア足場は本物の足場の10分の1程度の大きさなので、現場で実際に使えるシロモノではありません。
一体何のために、誰のために作られたものなのか、用途や費用はどのくらいなのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ミニチュア足場とは?
ミニチュア足場とは、冒頭でも説明した通り、本物の足場の10分の1程度の大きさの足場のことです。
材質にはアクリル、ABS樹脂などが使われており、万が一倒壊してしまってもケガの心配がない安心設計になっています。
そんなミニチュア足場の主な用途としては、新人社員の教育や打ち合わせ時の作業シミュレーションに使われることが多いです。
ミニチュア足場とはいえ、用意されているパーツの種類は本物同様ですので、パーツの名称を覚えながらどのような順番で組み立てていくのか、室内でも丁寧に教えることが可能。
作りの良いミニチュア足場だと組み立てだけでなく解体もできてしまうので、何度も繰り返し使えるというメリットがあります。
その分お値段が張りますが、耐久性も高く使用できる機会が多いこと、安全に新人教育を実施できることも考慮すれば安いと考えることもできるでしょう。
ミニチュア足場を販売している主なメーカー
ミニチュア足場を販売している主なメーカーをまとめてみました。
詳細は以下の表をご確認ください。
メーカー名 | 特徴 |
株式会社マルサ | 本物の1/5の大きさでよりリアルに近い。
価格は要相談。 |
あしばバンク | 素材がアクリル、ABS樹脂などで丈夫。
2階の一戸建て付きで65万円(税別) |
あしば職人.com | 実物の1/10スケール。
フルセットで201,800円(税別) 購入後はパーツ単品での購入も可能。 |
同じミニチュア足場といってもメーカーによってそれぞれ特徴が異なります。
価格も2倍から3倍、商品によっては10倍以上の差がある場合もあります。
費用対効果なども考慮した上で購入するかどうか検討するようにしましょう。
また、余談にはなりますが100円ショップでお馴染みのキャンドゥやセリアでもミニチュア足場が販売されています。
ミニチュア足場が気になっているけど高くて購入を迷っているという方は、まずそちらを購入して使用感を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は様々なシーンで活躍する「ミニチュア足場」についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ミニチュア足場は株式会社マルサやあしばバンクなどのメーカーから販売されている、原寸の10分の1ほどのサイズ感の足場のことです。
材質にはアクリル、ABS樹脂などが使用されており、新入社員への教育や打ち合わせ時に用いられるケースが多いです。
しっかり作り込まれたものだと60〜70万円ほどしますが、何度も組み立て・解体ができるという点で長期的に見ればコスパは良いと思われます。
興味のある方はぜひメーカー各社の商品ページを覗いてみましょう。