単管パイプ同士を結合する際にクランプやジョイントといった足場材を使用します。
しかしジョイントの正しい用途や、クランプとジョイントの違いなどについてまだ深く理解できていないという方も多いのではないでしょうか。
【足場材】「ジョイント」の用途
ジョイントとは単管パイプ同士を結合するための部材です。
長さの異なる単管パイプを使用目的に応じた長さにするためジョイントを使用します。
単管パイプ同士を結合するという用途ではクランプと同じ役割を果たしますが、結合の強度に関してはクランプで緊結する方がはるかに頑丈で安全であるため、クランプに比べるとジョイントの活用場面は少ないです。
足場材のジョイントは
- 直線ジョイント
- マルチジョイント
- ドブメッキジョイント
- 手摺用ジョイント
など種類が豊富にあります。
直線ジョイントはその名の通り真っ直ぐ直線の形をしたジョイントです。
ピン付きのパイプなどを連結する際に使用します。
単管パイプのジョイントに求められる機能を十分に発揮しパイプをがっちりつなぐので、足場作業における安全性をしっかり守ることができます。
直線ジョイントが最も一般的なジョイントですが、最近はマルチジョイントも定番となってきています。
ドブメッキジョイントはドブ鍍金で表面処理されていて防錆効果を高めサビの発生が抑制されているジョイントです。
近年登場し人気が高いジョイントです。
直線ジョイントやマルチジョイントにドブメッキ加工がしてある場合もあります。
【足場材】「ジョイント」の価格
足場材のジョイントの価格は1個あたり300円前後が相場です。
高くても1,000円ほどで購入できます。
単体で売っているショップもモノタロウや楽天市場では見受けられますが、10個入りで10,000円というようにまとまった数量で販売をしているショップが比較的多いです。
ジョイントは種類が豊富なため、購入する際は使用する用途に応じて商品仕様をしっかりチェックするようにしてください。
商品ごとに適合パイプ径なども異なるので要注意です。
また、安全性の高い商品を選ぶために一般社団法人仮設工業会認定品を選ぶようにするなども選ぶ際の大切な基準となります。
ジョイントの中にはボンジョイントというものもありますが、単管パイプの接合にボンジョイントを使用するのは安全性の面でNGとされており、ボンジョイントを使用していて労災事故につながった例もあります。
購入時に注意しましょう。
ボンジョイントの危険性についてはこちらの記事に詳しく解説してありますのでぜひご一読ください。
↓↓↓↓
足場のジョイントとは?ボンジョイントを使用するのはNG?
まとめ
今回は足場材の一つである「ジョイント」の用途や価格など分かりやすく解説いたしました。ジョイントとは単管パイプ同士を結合するための部材で、長さの異なる単管パイプを使用目的に応じた長さにするために使用します。クランプで緊結する方が頑丈で安全であるため、クランプに比べるとジョイントの活用場面は少ない傾向にあります。足場材のジョイントの価格は1個あたり300円前後が相場です。購入時に留意すべきことなどもご紹介していますのでぜひ今回の記事を参考にしてみてください。