足場工事関連の仕事をしていると用途や特徴を覚えておかなければいけない足場材がたくさん出てくると思います。
特徴を把握することで使用する際の注意点や使い方を誤ると起こり得るリスクなども想定できるようになり、安全性を高めるという意味でも大いに役立ちます。
【足場材】ジャッキベースの用途
足場の最下部に使用して上下の高さを調節する資材をジャッキといい、ジャッキベースと呼ばれるプラスチックまたは鉄製の敷版を下に敷いて使います。
ジャッキベースは単管パイプを垂直に立てる際のベースとして使用され、ハンドルを回すことで高さを調整することができるので傾斜地などで足場を立てる際に使用されます。
高さ調節ができるため全くの平地でないところにも足場が施工できるようになります。
このようにジャッキは足場を支える「足」の役割があり、仮設足場の安定性を高める重要な資材です。
ジャッキベースには固定ジャッキや可動性のある自在ジャッキなど種類があります。
固定ジャッキは足場を固定する資材で、基本的に固定ジャッキのベースにアンダーベースという足場の沈下を防ぐ資材を取り付けて地上に設置します。
場所によって傾斜がある場合でもハンドルを回すことで上下の高さを調節できます。
高さを調節することで支柱の位置が一定に保たれるため、手摺や踏板等を平行に取り付けることができます。
自在ジャッキは固定ジャッキと異なり可動性のあるジャッキベースです。
画像で見比べるとよくわかると思います。
【足場材】ジャッキベースの価格
足場材の一つであるジャッキベースの市場価格は1,000円〜2,500円前後です。
平均価格は1,400円〜1,800円あたりになります。
材質や防錆効果の高いドブメッキ加工にしてあるか、また仮設工業会認定品かどうかなどでも価格は変わってきますので仕様などを比較検討して購入することをおすすめします。
【足場材】ジャッキベースの使い方
ここからはジャッキベースの使い方を簡単にご紹介いたします。
固定ジャッキの使い方
1.アンダーベースを敷きその上に固定ジャッキをのせて固定します。
2.ジャッキの部分に支柱を挿します。水平に保つためにほかの支柱と同じ高さにハンドルの位置を合わせます。
自在ジャッキの使い方
1.アンダーベースを置きます。
2.その上に自在ジャッキベースを置き支柱を挿します。
ジャッキベースの組み立て方は以下の動画も大変参考になりますのでぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は足場材の一つである「ジャッキベース」について用途や価格など分かりやすく解説いたしました。ジャッキは足場を支える「足」の役割をもち、仮設足場の安定性を高める重要な資材です。ジャッキベースは固定ジャッキか可動性のある自在ジャッキが主です。市場価格は1,000円〜2,500円くらいですが平均価格として1,400円〜1,800円前後で購入できるものが多いです。材質や錆びにくい加工になっているかなどによっても価格は変わってくるので仕様をしっかりチェックしてみてください。