ヴィンテージやアンティーク風のお部屋作りには、古くて重厚感のある家具などが必要不可欠です。
とはいえ、そうした家具は高価なものも多く、ちょっとやそっとでは手が出せません。
でも、温かくて味わい深いお部屋に変身させたい。
そんなあなたにおすすめなのが、使い古された古材の足場板です。
あまり手を加えず、塗装するだけでも自然にアンティーク風に仕上がりますし、エイジング加工を加えれば更にエレガントな仕上がりになりますよ。
エイジング塗装とは?
エイジング塗装とは、エイジング加工のひとつです。
家具の表面に塗料を重ね塗りしたり、やすりなどを使ってわざと塗膜を剥がすことを繰り返すことによってヴィンテージ風やアンティーク調といった、使い古された風合いを醸し出すことを言います。
古材はもちろんのこと、新品の木材でもエイジング加工を施すことで、あたかも長年使い込まれたような風合いや色味を出せるとあって、挑戦される方もたくさん見えます。
足場板をエイジング塗装したり加工する方法
基本的にはダメージ加工などのエイジング加工を施した後、塗装するという流れになります。
ダメージ加工におすすめの道具は金づち・ネジ・ノコやすり・ワイヤーブラシなどです。
金づちで木材にへこみ傷を入れたり、ネジを木材の上に置いて金づちなどで打ち付けることでネジ跡をつけたり。
他にも、ノコやすりで細かい傷を全体的につけたり、ワイヤーブラシで表面を削って木目を浮き上がらせるといったこともできます。
ダメージ加工のポイントは「ランダムに傷をつけること」と「やり過ぎに注意する」ことです。
傷を付ける作業はどことなく楽しいので、夢中になって傷を付けすぎるとメリハリのない仕上がりになってしまいます。
また、傷の付け方がワンパターンだと作り込んだ感が出てしまうので、意識してランダムに傷を入れていきましょう。
ダメージ加工などのエイジング加工が終わったら塗装をします。
自分がどんな風に仕上げたいかによって選ぶべき塗料は異なりますが、DIY好きな方に人気な塗料はミルクペイントやブライワックスあたりでしょうか。
どんな色の塗料を使っても構いませんが、初心者の方はホワイトを入れた方が古びた風合いが出しやすいです。
また、ツヤが出るものだとピカピカしていて使い込まれた感じがうまく表現できません。
半ツヤなどの光沢のない塗料をオススメします。
塗料を塗り、乾燥させたらサンダーや紙やすりなどを使って、塗装面を適度に削ります。
木目が見えるくらいまで、軽く表面をこすって塗料を落としていきましょう。
この作業によって長年使い込んだような色むらができ、味わい深い仕上がりになります。
また、塗装の仕方を工夫することで、ヒビ割れ(クラック)加工やサビ加工などを施すこともできます。
少し難しいですが、できると表現に幅が出るので慣れてきたら挑戦してみる価値はあると思いますよ。
まとめ
今回は足場板をエイジング塗装したり加工する方法についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
エイジング塗装をすることによって、新品の足場板であってもアンティーク調やヴィンテージ風といった使い込まれた古い木材のような色味や風合いを出すことができます。
塗装をする前のダメージ加工ややすり掛け作業によって、グッと古材のような雰囲気に近づけることができるようになるので、少々面倒かもしれませんがしっかりと行いましょう。
あまり費用を掛けずに楽しめるので、興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね!