足場屋の仕事には男性が多く、女性は貴重な存在です。
建設業は他の業界と比べて女性が少ないことから、少数派の女性に対する配慮が根付いている会社も多いです。
足場屋の事務職は、主に女性との人間関係に悩まされてきた人にとって働きやすい環境といえるでしょう。
しかし、建設業の仕事に馴染みがなく、日々どのような事務仕事をするのか分からないという方もいらっしゃると思います。
足場屋の事務員の仕事って?具体的な仕事内容を紹介
足場屋の事務員の仕事は、他の業種・業界の事務仕事と大差ありません。
具体的には以下のような仕事をこなします。
- 電話やメールでの応対
- 来客時のお茶出し
- 伝票作成、帳簿転記
- 備品の発注、補充作業
- 決算処理
- 請求書作成
- 清掃
主な仕事内容は上記の通り。
基本的なビジネススキルとパソコンスキルがあれば働き始めることが出来ます。
ただし、足場屋の事務ならではの大変さもあります。
足場屋の事務で大変なことは?
足場屋の事務で大変なことは、一人当たりの作業量が多い傾向にあることです。
多くの会社では複数の事務員さんがいて、分業で事務作業を進めていきますが、足場屋の場合は従業員が10人に満たないような小さな会社も多いです。
小さな会社だと一人で総務の仕事から経理まで全てを一任されてしまう場合もあるので、応募時に確認しておきたいですね。
また、業界特有の専門用語が多いのも特徴の一つとして挙げられます。
他の事務員や作業員に質問するなり、カタログを見るなりして地道に覚えていく必要があることは理解しておきましょう。
足場屋の事務はどんな人に向いてる?
足場屋の事務に向いてる人はどんな人でしょうか?
足場屋の事務として活躍している人の共通点は次の3つがあります。
人と関わることが好きな人
建設業は多数の業者が関わり合って進んでいきます。
共有すべき情報も多ければ、業者ごとに必要な情報も異なります。
人と関わることが好きな人の方が取引先や建設作業員とのコミュニケーション、及び部署間のやり取りも円滑に運びやすいので、足場屋の事務に向いています。
細かい・地味な作業が好きな人
建設事務に限った話ではありませんが、事務仕事のほとんどは地味で作業味が強いものです。
地道にコツコツ作業することが好きな人は事務職に向いています。
建築に興味がある人
建築に興味がある人も足場屋の事務に向いています。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、全く興味のないことをやるよりは少しでも興味のある分野で働いた方が知識やスキルの習得も早く、より会社にも貢献しやすいです。
ただし、中には最初は興味が無かったが、仕事が出来るようになっていくうちに好きになっていったという事務員さんもいるので、最初から好きである必要はありませんよ。
足場の事務になるなら持っていたほうがいい資格は?
簿記の資格は持っていると重宝します。
なぜなら、建設業は大きな金額が動くことが多く、支払いが売掛金や分割で行われることも、費用計上する機会も多いからです。
他の業界でも経理が簿記の資格を持っていると重宝されますが、建設業においてはさらに優位に立てます。
異業種の事務職に転職する可能性があるなら、「日商簿記2級」以上を取得するのがオススメですが、もし建設業に特化して働くつもりなら、「建設業経理士」または「建設業経理事務士」の2級以上を取得するとキャリアアップにも有利に働きますよ。
まとめ
今回は「足場屋の事務員の仕事内容」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
足場屋事務の仕事も、基本的な仕事は他の業界の事務職と大差ありません。
一方で、足場屋事務の仕事は小さな事務所も多いので雇い入れる事務職の人数も少なく、一人当たりの作業量が多くなる傾向にあります。
また、建設業特有の業務も多いため、慣れるまでは少々苦労するかもしれません。
その代わりに建設業は男社会で女性の数も少ないので、女性ならではの人間関係に悩まされてきた人には適した職場である可能性が高いです。
参考になれば幸いです。