会社を運営する人間にとって、子方への指導やデスクワークなどの事務作業などの仕事ももちろん重要ですが、中でも重要なのは仕事を取ってくることです。
しかし、現場の仕事ばかりしてきた職人にとって営業は未知のエリア。
歳を重ねてから新しい仕事に挑戦するのはなかなか骨が折れますよね。
そんな営業に不慣れなあなたは「チラシ営業」から始めてみましょう。
足場屋が「チラシ営業」をするべき理由
営業経験が少なくても出来るチラシ営業は、営業が苦手な人ほどオススメです。
なぜなら、チラシ営業は相手に不快感を与えにくいですし、セールストークも不要だからです。
他の営業手法には飛び込み営業や電話営業などがありますが、これらの営業手法は相手が忙しい中、半ば強引に時間を作ってもらうことになるので、マイナスの印象を与えやすいという特徴があります。
営業経験が少ない人にはハードルが高いかもしれません。
まずはチラシ営業からスタートして、慣れてきたら直接チラシを配る、さらに慣れたら電話営業にも挑戦してみる、といった具合に、徐々にステップアップしていくのが良いのではないでしょうか。
チラシ営業の目的
新規開拓の方法の一つであるチラシ営業をする主な目的には、以下の2つがあります。
- 興味を持ってもらう
- きっかけを作る
自社のことを客さんに知ってもらい、受注に繋げるためのきっかけを作るのがチラシ営業の目的であることを忘れないで下さい。
足場屋がチラシ営業で成果を出すためのポイント
チラシ営業で成果を出すために最も重要なことは「相手に不快感を与えない」ことです。
では具体的に、なるべく相手に不快感を与えることなくチラシ営業をするためにはどのようなことに気をつけると良いのでしょうか?
それは以下3つのポイントを抑えておくことです。
- 思わず読みたくなるような魅力的なチラシを作成する
- 必要としていそうな人に届ける
- 連絡先もちゃんと入れておく
一つずつ解説していきます。
1.思わず読みたくなるような魅力的なチラシを作成する
チラシには自社の強み、足場単価、会社名、住所、担当者名、電話番号、足場の写真などの情報を記載するのですが、ただ羅列するだけでは読みたいチラシにはなりません。
施工状況がわかるような写真を入れる、適度に余白を取るなど、読みやすいチラシを目指しましょう。
スタッフのプロフィールを入れて親近感を演出するのも良いアイデアかもしれません。
業者に依頼した方が見栄えは良いですが、最近ではスマホアプリで簡単に自作することも可能です。
日常生活の中で見つけた良いチラシを参考にして作成すれば、そこそこの出来栄えのチラシを自作出来るので、特に事業を開始したばかりで資金が少ない場合は自作に挑戦してみてくださいね。
2.必要としていそうな人に届ける
チラシを作成するだけでもかなりの費用がかかってしまいます。
チラシを何百枚と作成して1件も受注できないとなると大幅な損失になってしまうので、先にターゲットを決めて、必要最低限だけ刷りましょう。
しかし、受注に繋がるかどうかはタイミングが大きく関係しています。
基本的に相手が必要としているタイミングで配れなければ受注には繋がりませんから、予算の範囲内で、数打ちゃ当たるの精神で地道に配り続けましょう。
3.連絡先もちゃんと入れておく
そもそも、チラシを配る目的は「受注に繋げる」ことです。
せっかくチラシに興味を持っても、連絡先がなければそのままゴミ箱行きになってしまいます。
住所や電話番号、営業時間などを忘れずに記載しておきましょう。
また、チラシとは別に会社のホームページを作成しておくことも重要です。
自社のサービス内容や強み、実績などが書かれたページ、および問い合わせページを用意しておくと、よりお客様の信頼を獲得しやすくなります。
まとめ
今回は足場屋のための「チラシ営業ノウハウ」について徹底解説いたしました。いかがでしたでしょうか。
チラシ営業をする目的は、自社に「興味を持ってもらう」ことにあります。
思わず読みたくなるような魅力的なチラシを作成したら、受け取る相手の気持ちも考え、自分の会社のサービスを必要としていそうな人に狙いを定めましょう。
地道に配り続けていれば、いつか受注に繋がるはずです。