建設工事は、業務がハードで、稼働時間も長くなりがちです。
少しでも効率化することができるならば現代の文明の名器とも言えるスマートフォンで、最新技術を使って業務のハイテク化・省エネ化ができると便利ですね。
実際、一人親方など日中は現場で働き、夜は事務所で働くなどハードなスタイルの中、仕事を早く終わらせたいと、創意工夫されているかと思います。
スマホやタブレットでCADの図面を作成できる『AutoCADモバイル』
業界内外を問わずCADの代名詞とも言えるAUTODESK社の『AutoCAD』です。
iOS、Android、windows10 デバイスで月額550円でプレミアム・エディションのサブスクリプション購入ができます。
1年間だと5,500円で1ヶ月で458円とお値打ちです。
アルティメット・エディションの場合より多くのクラウドストレージを利用することが出来ます。
そして詳細な編集が可能となっています。月額2,200円、1年間16,500円位になります。
このアプリは現場や外出先で図面を作成、閲覧、編集ができるものです。
業界最大手のアプリなので使いやすいユーザーインターフェース(操作画面)やDWG形式のファイルなので、他のCADアプリとの互換性にも優れています。
作図は、タッチ操作やペン(スタイラス)入力で図面を作成したり、オブジェクトスナップ機能で代表的な形を使った図形で描画が可能です。
また、座標を編集したり、図面内のオブジェクトを自由に拡大・縮小することもできます。
できあがった資料は、webやスマホの中に保存することができます。
オートデスクのクラウド・ストレージ・プロバイダを利用すれば、クラウド環境からDWGファイルにアクセスすることができます。
また追加の編集やスケッチや文字入力も自在にできます。
図面に寸法を追加したり、線や円なども描画できますし、注釈に写真やコメントを簡単に追加できます。
黒板付きの写真撮影に『工事写真』
図面の注釈に写真やコメントを簡単に追加できるという話をしましたが、現場写真を撮る時に便利なツールがあるのであわせて紹介します。
『工事写真』というアプリを使えば工事の黒板などが雨などで濡れて黒板が見えなくなることや、風に吹き飛ばされることもありません。
文字はタイピングで打ち込むので、後で見てもしっかりと確認できる文字で書かれます。
また何度も使う名称は予めアプリに用意されていたり、自分で登録することにより何度も選択することがあります。公共工事では黒板とともに現場の写真を撮影して提出しなければなりませんがこれさえあれば便利ですね。
iOSのみに対応で、基本無料ですが、法人向けプランは有料なので詳しい料金プランなどはサイトなどで確認してください。
現場で使う図面や文書ファイルをデジタル管理『Field Pad』
このField Padは長らく現場で活躍している野帳をコンセプトに作られたものです。
大手ゼネコンなどで現場でのスマートフォンやタブレットの活用を自社だけでなく、社外の利用も支援しているのが、大成建設が提供するアプリ『Field Pad』です。
ピンドロップによって各種情報を「コメント」だけでなく写真、音声、動画、タグといった現場の状況に合わせた情報を付加して記録することができます。
Microsoft Officeファイルだけでなく、PDFの閲覧も可能で、クラウドストレージのDropBoxとも連携することができます。
まとめ
CADの代名詞AUTOCADのモバイル版や、現場で使う黒板写真の撮影に便利なアプリ『工事写真』、そして、重たい資料がかんたんに保管することができて持ち運び可能な『Field Pad』をご紹介しました。
これからの時代デジタル化はどんどん進んでいくことでしょう。
安全確実な現代の名器を仕事のお供にしてみてはいかがでしょうか。