足場の種類の一つである次世代足場。
従来の足場と比べて施工がしやすく、安全性も高いことから注目されています。
次世代足場のひとつにミレニューム足場という足場がありますが、一体どのような足場なのでしょうか?
次世代足場「ミレニューム足場」とは?
ミレニューム足場とは、次世代足場の一種であり、手すり先行工法を採用した一般社団法人 仮設工業会の認定を受けたシステム足場のことです。
ミレニューム足場には以下のような特徴があります。
- 組み立てが容易
- 従来品と比べて広い作業空間を確保できる
- 次世代足場の中で施工実績が国内最多
- 事故件数ゼロ
- クランプをほとんど必要としない
部材一つ一つが軽量かつコンパクトに設計されていて取り扱いやすく、作業手順書通りに組み立てれば誰でも簡単に組み立て可能な点が魅力です。
また、最上層の組立・解体時においても常時手すりがある状態をキープできるので安全性も高いです。事故件数ゼロの功績は伊達(だて)ではありません。
次世代足場という用語についても解説しておきますと、次世代足場とは安全性・施工性・維持管理といった足場の性能が、従来の枠組・単管・くさび型足場と比べて大きくパワーアップした足場のことです。
ミレニューム足場の他にもさまざまな次世代足場があります。
以下はその一例です。
- ダーウィン
- lqシステム
- アルバトロス
各社でそれぞれ特徴に違いはあるものの、従来品と比べて安全性や施工性が高まっているという点では共通しています。
ミレニューム足場の価格
ミレニューム足場の価格は非公開となっています。
見積もりで算出する流れになりますので、購入を検討されている方は公式サイトで直接問い合わせてみましょう。
また、仮設資材のレンタル会社によっては次世代足場ミレニュームを取り扱っている場合もあるようなので、使用感をお試しになりたい方はまずレンタルで使用してみるのが良いと思います。
ミレニューム足場の特徴
先ほども少しミレニューム足場の特徴について解説しましたが、もう少し詳しく解説いたします。
大きな特徴としては、積載効率の高さと広い作業空間があります。
積載効率に関しては、従来の枠組み足場と比べて40%も高いです。
そのため運送時のコスト減に繋がることは言うまでもないかもしれませんが、ヤードで保管する際にも省スペースでの収納が可能になる点もメリットと言えます。
また、作業空間に関しては、1層目の高さが1800mm確保できます。
一般的な高さは1700mmであり、身長の高い作業者はかがんだ姿勢で通過する必要があり、作業負担も大きなものでした。
しかし、ミレニューム足場をはじめとする次世代足場では1800mm以上の作業空間が確保されている商品も多く、大きい物だと1900mm以上の空間が確保できる足場もあります。
これらのような特徴を持ち合わせていることから、多方面のコストを減らし、作業負担も減らしてくれる革新的な足場といえるでしょう。
まとめ
今回は次世代足場「ミレニューム足場」の特徴や価格についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ミレニューム足場は積載効率の高さや作業空間の広さ、国内最多の施工実績を誇ると言った特徴があります。
価格については要相談となっておりますので、興味のある方は販売元であるアサヒ産業株式会社に問い合わせてみましょう。