足場板を固定するにはいくつか方法はあると思いますが、その中の一つに「プラワンロック」という固定金具を使う方法があります。
プラワンロックは誰でも素早く足場板を固定できる画期的な固定金具なのですが、現場によって足場の固定方法がちがうこともしばしば。
固定方法について詳しく知りたいという方も多いと思います。
また、そもそもプラワンロックについてご存知でない方もいらっしゃると思います。
足場板を固定する方法
まずは足場板を固定する方法にどんなものがあるか確認していきます。
足場板を固定する方法として、
- 番線
- 足場ゴムバンド
- プラワンロック
などの方法が挙げられます。
上から順に説明していきます。
番線
番線とは、1番〜20番までの番号で大きさを表す鉄線のことで、数字が小さいほど鉄線が太くなります。
足場板の固定には12番線が使われることが多いですが、現場によっては8番線を使うこともあります。
シノと呼ばれる工具を使って足場板に巻き付けた番線をきつく締めることで固定します。
足場用ゴムバンド
足場用ゴムバンドとは、ゴムバンドを斜め掛け(たすき掛け)して、足場板がズレないように緊結する留め具です。
荷物を固定するために使われる印象があるかもしれませんが、足場固定用のゴムバンドも存在します。
長さは800mmが一般的です。
プラワンロック
プラワンロックとは、2枚の足場板を合わせて固定する金具のことです。
インパクトレンチを使ってボルトを締めるだけで固定作業が完了する画期的な留め具になっています。
アルミ足場板や鋼製足場板などの足場固定に使うことができます。
固定できる足場板のサイズは240mmと250mmです。
プラワンロックの特徴
プラワンロックがどんなものか少しイメージが掴めたでしょうか。
次にプラワンロックの特徴について解説いたします。
【特徴①】固定が簡単
2枚の足場板の間にプラワンロックを挟み込み、下の金具が単管をつかんだ状態のままインパクトレンチで締めるだけで済むので固定が非常に簡単です。
短時間でしっかり固定できます。
【特徴②】番線レス
番線などで固定する場合は熟練した方でないと締めが甘かったり、番線を締めるのに時間が掛かったりしますよね。
しかし、プラワンロックならば足場の仕事に慣れていない方でも短時間でしっかりと足場を固定できますし、番線のように切断の心配もないので安心です。
【特徴③】上下どちらからも固定可能
プラワンロックは上からボルト締めする「上部固定」タイプと下からボルト締めする「下部固定」タイプの2種類が販売されておりますので、現場に応じて使い分けが可能です。
プラワンロックの価格
足場固定の道具として非常に便利なプラワンロックなのですが、定価で1個17,000円します。
一般的に「12番線×25kg」が約6,000円、「足場ゴムバンド800mm×200個」が約8,700円〜約11,000円であることを考えると、少し高めの価格設定となっています。
ただ、プラワンロックは使い回しが可能ですから、長い目で見ればそれほど大きな価格差ではないのかもしれません。
まとめ
今回は足場用固定金具のプラワンロックとその特徴について解説いたしました。
いかがでしたでしょうか?プラワンロックは取り付けが容易で、耐久性が高く、誰でも素早く足場の固定作業が行える画期的な留め具です。足場板の固定方法は大きく分けて「番線・足場用ゴムバンド・プラワンロック」の3つがあります。それぞれの特徴を比較した上で、ご自身の現場に合った留め具を選びましょう!